普段なにげなく使っている昆布。当社の日高昆布しょうゆの原料でもありますよね。
どんな所で採れているのだろう?どんな人が採っているのだろう?
直接現地に行って聞いてみよう! っということで、今回の企画が計画されたのです。
9月15日・16日の1泊2日で、コープさっぽろ×福山醸造「えりもで昆布キャンプ」を開催しました。
今回は、大人21名・子供23名が参加していただきました。
天気予報では雨予報だったものの、皆の日頃の行いが良かったのか雨にもあたらずに実施することができましたよ。
キャンプというくらいなので、宿泊は「百人浜オートキャンプ場」。
そうです、今回の企画はただ昆布を学ぶのではなく、昆布が育っている環境を肌で感じ、実際に昆布漁も体験し、五感をもって昆布に親しんでもらおうという企画なのです。
参加者は個々でテントを張り、集合して自己紹介。
そして、今回の1番目の先生、昆布漁師兼短角牛の生産者「高橋さん」の紹介。
早速移動して、まずは高橋さんの短角牛を観察。
短角牛は肉牛の一種ですが、北海道では珍しい品種です。
そもそも、漁師の高橋さんがなぜ肉牛を飼っているかというと、
漁のオフシーズンに出稼ぎに行かなくても良いように兼業をしているそうです。
短角牛の観察が終わると、地元公民館で2班にわかれて学習会です。
第1班目は小学生以上の子供達。
ここで2番目の先生たち。北海道新聞の後藤さんと佐藤さん。
そうです。今回はただ昆布について学ぶのではなく、そのプロセスである「体験」と「まとめ」を新聞記者になって行ってもらうこととなっています。
子供達は、記者となってもらい、取材のやり方・メモの取り方、写真の撮り方を学び、実際に取材をしてもらいました。
もうひとつの班は、だしについての学習です。
この班の先生は、こども料理研究家の能戸先生。
今回は、だしの飲み比べによるクイズを行いました。
昆布・煮干し・鰹節・しいたけのだしを飲んで、どれがどのだしかを当てるクイズでした。
改めて、日本のだしの奥深さを知ることができました。
それぞれの学習が終わると、高橋さんへの昆布についての取材が始まります。
今回は記者会見形式で行っています。
初めに高橋さんから、昆布がどこで採れるのか、いつ採れるのかなどの説明がありました。
子供記者の皆さんは、高橋さんの言ったことをメモをとったり、写真を撮影したりと真剣に取材していましたよ。
その後、記者による質問タイム。
「何歳で昆布漁をするつもりですか?」
「震災の時に影響はありましたか?」
「昆布は何月が一番採れるのですか?」
などの質問がでてきて、高橋さんが丁寧に答えてくださいました。
これには、子供だけでなく我々大人も非常にためになりました。
記者会見が終わると、キャンプ場へ戻り夕食です。
本日の夕食は、高橋さんの育てた短角牛のバーベキュー&モツ鍋。
高橋さん自ら焼いてくださいました。
とっても美味しい肉でしたよ。
これに加えて、高橋さんからの差し入れ、
ブリの刺身。・・・本来この時期は、鮭を獲りたいのだが、気温と水温が高くまだブリが獲れてしまう。とのことです。
そして、
マンボウの酢みそ和え。・・・こちらも水温の関係か、定置網に沢山かかってしまう厄介者とのこと。
料理が紹介されたとき、参加者からも「マンボウ?」と皆ハテナマークが浮かんでいました。
食べてみると、鳥のササミのような感じでしょうか、酢みそ和えは美味しかったですよ。
食事と共に夜はふけ、明日は5時起きで昆布漁ということもあり、食べた後はそれぞれテントで就寝となりました。
次回は、昆布漁体験について書きますね。
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