北海道は朝晩がめっきり寒くなってきて、もう秋の気配が感じられますね。
秋と言えば・・・読書の秋、スポーツの秋、行楽の秋・・・・・そして恵みの秋。
もちろん、恵みの秋は人間だけでなく動物たちにもやってきます。
でも、恵みなのは食べる側であって、食べられる側にとっては恐怖の秋かもしれませんね。
僕らは食べる側なんで、なかなかこのような自然の原理を感じることは少ないかもしれませんが、
本当はもっと感謝して食べることが大切だと思います。「いただきます」「ごちそうさま」
またカタイ話になってしまいました・・
そんなことを少しでも考える機会になればと、23日秋分の日に円山動物園でイベントを開催しました。
そう、エゾヒグマに活鮭を食べてもらうというとってもワイルドなイベントです。
今回食べられていただきますのは、はるばる川を遡上してきていただきました、鮭さん2匹。
運輸が心配ですが元気に水槽で泳いでいました。
この時点でイベント開始まで30分前。(エゾヒグマは屋内で待機しています。)
早くも見物の方々が集まり、水槽の前は人だかりが。
いよいよ主役のエゾヒグマが登場。(ここからは素人の写真なので分かりづらいかもしれませんがご勘弁を。。)
目の前に現れてスゴイ迫力。
鮭さんを発見し、水槽へドブン!!!
みんなエゾヒグマと鮭さんとの格闘にくぎ付け。
鮭さんは最後の力をしぼり逃げ回り、エゾヒグマも必至に捕まえようとします。
必殺技のベアクローがさくれつし、最後には口にくわえられました。
そのご、勝ちほこったように鮭さんを加えてお気に入りの洞穴へ移動していきました。
そこで、ガツガツ1匹目を食べました。骨までガツガツと・・・
その後、水槽に戻り、2匹をハンティング。
また洞穴でガブリ。
キレイに鮭さん2匹を食べてくれました。
(鮭さんたち、ありがとう。ご冥福をお祈り申し上げます)
こんなに豪快に鮭を食べるところを見れば、人間も鮭が食べたくなるはず!(本当にそうなのかは疑問でしたが・・)
っということで、新商品のmisoピリカに「鮭のチャンチャン焼き」のレシピをつけてプレゼント。
お子様には限定ステッカーをプレゼントしました。
分かりづらいかもしれないですが、僕は醸造屋らしく手ぬぐい・半被・前掛けの衣装で配りました。
ずらーり長い列ができていました。
・・・ということで、僕は試供品配布などの仕事がある為、まったくエゾヒグマが鮭を捉えるところは見れませんでした。
ですから、この報告は色々な方の証言を基につくっております(ホントは見たかった~、スゴイ歓声あがっていたし)。
とにかく、大人も子供もみんな感動したらしいです。
食べることは生きること、生き物たちの関係など感じてもらうことできたかなぁ。
これからも、北海道の動物たちと一緒に様々なメッセージを発信できるようにしていきますね。