2012年9月アーカイブ

前回の続きです~

 

朝もやが立ちのぼる5時30分、漁場へ集合しました。

本日は昆布干しの体験・・・という予定でしたが、あいにくの天候で昆布漁が殆ど行われていない状況。

それでも、荒波の中昆布漁をしている漁師さんたちがいました。

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昨日に引き続き、高橋さんから昆布漁について説明を受けます。

昆布漁に使用している長ーい道具を見せてもらい、その長さにびっくり!!

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こんなに長い道具を使っているなんて、やっぱりスゴイ。

 

漁がないなかで、今回の企画の為に地元漁師さんが協力してくれて、昆布を一束採ってくれました。

漁場が崖の下ということもあって、昆布は滑車に吊るされて崖の上まで運ばれます。

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崖の上では、実際の昆布を目の前に高橋さんが昆布の説明をしてくれました。

実際に昆布を触ったり、根の部分を綱引きのような感じで引っ張って取ったり、

子供も大人も昆布を身近で触れることができました。

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いつもだったら、ここから昆布干しが始まるのですが、今日はあいにくの天候ということで、

加工所に行き、昆布の出荷準備を体験。

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干した昆布を一定の長さに切るのですが、とっても力がいるみたいです。

 

切りそろえた昆布は、色や形などによって分けられ、束にされるそうです。

昆布を採ってからも大変な作業がたくさんあって私達の手元に届くんですね。

 

このあと、遅めの朝食を食べて(8時過ぎてたかな、スゴクお腹すいていた・・・)、

テントを片付け、

最後に今回学んだことを小学生たちが新聞として発表しました。

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北海道新聞さんの協力で、ひとりひとり自分で撮影した写真が掲載された号外新聞が作成されました。

ただ、昆布について学んだだけでなく、自分の取材したものが形となって、子供達にも良い思い出になったと思います。

 

 

今回、イベントに参加してくださった方、皆さん大変お疲れ様でした。

日頃は体験する機会のない、昆布についてとっても身近に感じていただけたかと思います。

やっぱり、昆布は北海道の宝です。

当社もこの宝を大切に使っていきたいとつくづく思いました。

 

またこのような機会を提供できれば良いなと思っています。

 

◎おまけ・・・

えりも岬の売店で発見しました。トモエは北海道のお醤油です。

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普段なにげなく使っている昆布。当社の日高昆布しょうゆの原料でもありますよね。

どんな所で採れているのだろう?どんな人が採っているのだろう?

直接現地に行って聞いてみよう! っということで、今回の企画が計画されたのです。

 

9月15日・16日の1泊2日で、コープさっぽろ×福山醸造「えりもで昆布キャンプ」を開催しました。

今回は、大人21名・子供23名が参加していただきました。

天気予報では雨予報だったものの、皆の日頃の行いが良かったのか雨にもあたらずに実施することができましたよ。

 

キャンプというくらいなので、宿泊は「百人浜オートキャンプ場」。

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そうです、今回の企画はただ昆布を学ぶのではなく、昆布が育っている環境を肌で感じ、実際に昆布漁も体験し、五感をもって昆布に親しんでもらおうという企画なのです。

 

参加者は個々でテントを張り、集合して自己紹介。

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そして、今回の1番目の先生、昆布漁師兼短角牛の生産者「高橋さん」の紹介。

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早速移動して、まずは高橋さんの短角牛を観察。

 

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短角牛は肉牛の一種ですが、北海道では珍しい品種です。

 

そもそも、漁師の高橋さんがなぜ肉牛を飼っているかというと、

漁のオフシーズンに出稼ぎに行かなくても良いように兼業をしているそうです。

 

 

短角牛の観察が終わると、地元公民館で2班にわかれて学習会です。

第1班目は小学生以上の子供達。

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ここで2番目の先生たち。北海道新聞の後藤さんと佐藤さん。

そうです。今回はただ昆布について学ぶのではなく、そのプロセスである「体験」と「まとめ」を新聞記者になって行ってもらうこととなっています。

子供達は、記者となってもらい、取材のやり方・メモの取り方、写真の撮り方を学び、実際に取材をしてもらいました。

 

もうひとつの班は、だしについての学習です。

この班の先生は、こども料理研究家の能戸先生。

今回は、だしの飲み比べによるクイズを行いました。

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昆布・煮干し・鰹節・しいたけのだしを飲んで、どれがどのだしかを当てるクイズでした。

改めて、日本のだしの奥深さを知ることができました。

 

それぞれの学習が終わると、高橋さんへの昆布についての取材が始まります。

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今回は記者会見形式で行っています。

初めに高橋さんから、昆布がどこで採れるのか、いつ採れるのかなどの説明がありました。

子供記者の皆さんは、高橋さんの言ったことをメモをとったり、写真を撮影したりと真剣に取材していましたよ。

 

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その後、記者による質問タイム。

「何歳で昆布漁をするつもりですか?」

「震災の時に影響はありましたか?」

「昆布は何月が一番採れるのですか?」

などの質問がでてきて、高橋さんが丁寧に答えてくださいました。

 

これには、子供だけでなく我々大人も非常にためになりました。

 

 

記者会見が終わると、キャンプ場へ戻り夕食です。

本日の夕食は、高橋さんの育てた短角牛のバーベキュー&モツ鍋。

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高橋さん自ら焼いてくださいました。

とっても美味しい肉でしたよ。

 

これに加えて、高橋さんからの差し入れ、

ブリの刺身。・・・本来この時期は、鮭を獲りたいのだが、気温と水温が高くまだブリが獲れてしまう。とのことです。

 

そして、

マンボウの酢みそ和え。・・・こちらも水温の関係か、定置網に沢山かかってしまう厄介者とのこと。

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料理が紹介されたとき、参加者からも「マンボウ?」と皆ハテナマークが浮かんでいました。

食べてみると、鳥のササミのような感じでしょうか、酢みそ和えは美味しかったですよ。

 

 

食事と共に夜はふけ、明日は5時起きで昆布漁ということもあり、食べた後はそれぞれテントで就寝となりました。

 

 

次回は、昆布漁体験について書きますね。

こんにちはもりきよです。

 

今日は、トモエの食育活動について書きます。

実は、社内で食育をやりたい!と言った言いだしっぺは僕でした。

自分に子供が生まれて、味噌や醤油のような日本の伝統調味料を次世代に受け継ぐことって重要じゃないかと感じたんです。

最初に始めたのが、「みそ作り教室」。かれこれ5年ぐらいやってますね。

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親子でみそを作ってもらい、味噌が何からできているのか、味噌はすぐには食べられない(発酵食品ですから)、

味噌って美味しい、ってことを楽しみながら学んでいただいています。

 

帰りに持ち帰るMY味噌には皆さん愛着をもってもらっているみたいですよ。

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3ケ月くらい寝かせてから食べるんですが、その時にまた家族で楽しめるんです。

 

本当はたくさんやりたいイベントなんですが、色々な事情で年数回しかできてません・・・

ぜひ、その際には参加してみてくださいね。

 

 

あと、今年はじめたのが、「しょうゆ搾り体験」。これも面白いイベントです。

こちらについては、次回かきますね~。

 

それでは。

はじめまして、福山醸造の広報を担当しています森といいます(通称もりきよ)。

皆様に福山醸造をもっと知っていただきたく、「トモエの説明書」を開設しました。

 

実は、当社では様々な活動をしています。

新商品開発はもちろん、

みそ作り教室やしょうゆ搾り体験、

工場見学に環境活動  などなど

 

そんなトモエの活動について、この場でちょこっと紹介させてもらいます。

きっとトモエについて分かってもらえると思っています。

 

僕自身も色々なイベントに顔だしてますんで、その時は声をかけてくださいね~

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